効率のいい筋トレ方法が知りたい!
情報が多すぎてどれが正しい筋トレ方法なのかわからない…
こんな方に向けたトレーニング解説記事です。
「効率のよい筋トレ方法」で検索すると、よくこんな内容が出てきます。
- 大きな筋肉から鍛える
- 筋トレ後30分以内にプロテインを飲む
- 筋トレ中にBCAAを飲んで筋分解を防ぐ
はっきり言います。こんなことで効率よく筋肉はつきません。
そんなことよりももっと根本的に守らないといけない大前提のルールがあります。
それが筋トレの3原理6原則です。今回はその「筋トレの3原理6原則」について解説いたします。
筋トレの3原理6原則とは?
筋トレの3原理6原則とは、筋トレを行ううえで最低限守るべきルールです。
3原理は「必ず守るべきルール」、6原則は「守った方が効率が良いルール」というイメージです。
世の中には様々な筋トレ法がありますが、この原理原則からあまりにもかけ離れたトレーニングでは成果を得ることはできません。
原理原則については以下の通りです。
【3原理】
- 漸進性過負荷の原理
- 特異性の原理
- 可逆性の原理
【6原則】
- 意識性の原則
- 全面性の原則
- 専門性の原則
- 個別性の原則
- 漸進性の原則
- 反復性周期性の原則
言葉だけみてもよくわかりませんよね。(笑)
ひとつずつ図解で解説していきます。
筋トレの3原理6原則
漸進性過負荷の原理
特異性の原理
可逆性の原理
意識性の原則
全面性の原則
専門性の原則
個別性の原則
漸進性の原則
反復性周期性の原則
反復性・周期性の原則とは、トレーニングの効果を得続けるためには、運動を規則的に繰り返す必要があるという原則です。
少し良い身体になったからといって、筋トレをやめてしまうと、時間が経つにつれて、筋トレをやる前の身体にどんどん戻っていきます。
良い身体をキープするにはその身体を作ったトレーニングを規則的に継続すすようにしましょう。
3原理6原則を守れていないトレーニング
3原理6原則を守れていないトレーニングの代表例が、自重トレーニングです。
腕立てや腹筋を継続しても、なかなか結果が出なかったという経験をされた方も多いのではないしょうか?
自重トレーニングの負荷は自分の体重が負荷となります。
つまり負荷を増やしていくことができません。
これは3原則のひとつである「漸進性過負荷の法則」を守れないことになります。
自重トレーニングがなかなか効果が出ないのはここに原因があります。
「回数を増やす」という方法で負荷を増やすこともできますが、20回→30回→40回となってくると、筋力を伸ばすトレーニングというよりは持久力をつけるトレーニングになってきます。
最短で成果を出したいのであれば、ジムでのウエイトトレーニングをおすすめします。
なぜ原理原則が守れていないトレーニングが蔓延しているのか
残念ながら、メディアで取り上げられるような「自宅で手軽にできるトレーニング」や「一風変わった特殊なトレーニング」というのは、ほとんどが原理原則から外れたトレーニングです。
原理原則からかけ離れたトレーニングというのはほとんどが「楽なトレーニング」なんです。
人間は弱い生き物なので、できるだけ楽をして成果を得たいと考えます。
利益優先な企業やメディアはそこにつけこみ、楽して成果が得られるように”見える”特殊なトレーニング方法を発信します。
一風変わった特殊なトレーニングは、最低限の努力で十分な成果が得られるようにみえてしまいます。
こういった部分が、原理原則から外れたトレーニングが蔓延している背景になります。
テレビで紹介しているトレーニング方法を実践してみたものの、望むような結果が出ず、挫折してしまったという方も多いのではないでしょうか。
本当に成果を得たいなら、原理原則に沿ったトレーニング方法を実践しましょう。