筋トレ解説

【トレーニング解説】スミスマシンインクラインベンチプレスのやり方

筋トレ初心者

スミスマシンインクラインベンチプレスの正しいフォームが知りたい…

筋トレ初心者

いまいち胸の上部に効いている感じがしないなぁ…

こんな方に向けたトレーニング解説記事です。

フィジーク大会優勝経験のある管理人が正しいフォームとコツを解説します。

鍛えられる部位

赤字:主動筋(メインターゲットとなる部位)
青字:協働筋(補助的に力を発揮する部位)

使用する器具

スミスマシン

アジャスタブルベンチ

基本フォームの解説

基本動作
  1. アジャスタブルベンチの角度を30~45度に調節する。
  2. アジャスタブルベンチの前後の位置を調節する。(バーを下ろしたときに胸の中心あたりにおりてくるポジションを目安にする。)
  3. ベンチに仰向けになり、肘が軽く曲がるぐらいの位置にバーの高さを調節する。
  4. バーを肩幅より7~10cmほど広めの手幅で握る。肩甲骨を寄せ、胸を張り、背中にアーチを作る。(腰とベンチとの間は拳一つ分ぐらい)
  5. 足は踏ん張れるよう、しっかり地面につけておく。
  6. バーをラックから外し構える。
  7. 胸を張った状態をキープしながらできるだけ深くバーを下ろす。
  8. バーを下げきったら、胸を張ったままバーを挙上する。

ポイントとコツ

肩甲骨を寄せて胸を張る

バーを上げたときに肩も一緒に上がってしまっており、フィニッシュポジションで胸を張れていません。これでは胸から負荷が逃げてしまい、腕と肩の力で上げていることになります。

常に胸を張った状態をキープして動作を行いましょう。胸を張ることで大胸筋をしっかりと稼働させることができます。

バーが胸につくまでしっかり下ろす

バーが胸についておらず、可動域が狭くなっています。筋量に見合っていない重量設定をしている方に多くみられるNGフォームです。「身体が固いから下ろせない」という方は、バーだけの状態で胸につくか確認してみてください。バーだけの状態で胸につくまで下ろせるのであれば、柔軟性に問題はありません。

胸にバーがつくまでしっかりと下ろしましょう。胸につくまで下ろせない=重量が重すぎるということなので、適正な重量で行うようにしましょう。(柔軟性に問題がある場合は下せるところまで下ろすようにしましょう。)

バーを胸でバウンドさせない

バーを勢いよく下ろして胸でバウンドさせて上げてしまっています。胸でバウンドさせると、ボトムポジションでの大胸筋への負荷が逃げてしまいます。

バーは胸でバウンドさせず、丁寧に切り返しましょう。バーを下ろすときも勢いよく下ろさず、1~2秒かけて丁寧に下ろすよう心掛けましょう。

ベンチからお尻を浮かさない

バーを上げたときにベンチからお尻が浮いてしまっています。このフォームの方が重い重量を扱えますが、大胸筋への負荷は低減してしまいます。

バーを上げるときはベンチにお尻をしっかりつけた状態で行いましょう。セットの終盤の追い込みで多少浮く分には問題ありませんが、最初からお尻が浮いてしまうようであれば重量を落しましょう。

管理人

他にも細かいポイントはいくつかありますが、上記のポイントさえ守っていれば、ターゲットの部位は必ず成長するはずです!

安全上の注意

一人で行う際は必ずセーフティラックをセットするようにしてください。

おすすめトレーニングギア

トレーニングベルト

トレーニングベルトを使用することで腹圧が高まり、フォームが安定し、力を発揮しやすくなります。

GOLD’S GYM トレーニングレザーベルト
管理人

安価なトレーニングベルトは「安かろう悪かろう」が多いので、迷うのであればゴールドジム製がオススメです!

リストラップ

扱う重量が重くなるにつれて手首を痛めるリスクが高くなります。リストラップを装着することで、手首を保護し、安定した動作を行うことができます。

FERRY リストラップ
管理人

初心者には十分な固定力があり、1000円以下とコストパフォーマンスは最強です!

参考動画